まず、はじめに 垂直と鉛直の違いをお話しします。垂直
とは、規準直線に対して直角に伸ばすことを意味しています。
ある1本の線に対して多数(複数)の直線が引くことができます。
一方、鉛直は、ある基準点 1点に対して 決めるもので
例えば分かり易く説明すると 引力で落ちて行くときに
描かれる線 手で糸のさきに重りをぶら下げるように持ち
その糸の描くラインが鉛直と言うのです。
よく似ているのですが、意味合いが違うことを理解して下さい。
例えば門扉などの柱を立てる場合は、垂直に立てるとは、
言わず、鉛直に立てると言うのが正解です。
簡単に済ますのであれば市販の水平器でも充分ですが、
もっと精度を高めたいこだわりたいと言う方は、下げぶり
を使用すれば良いでしょう。
仮に立てている柱の頭から 糸の先に重りをぶら下げて
糸と柱を並行にすれば完成です。 但し2方必要です。
文章では、分かりにくいと思いますが、一度自分で
思考錯誤するのもいいのでは、?
発見した時、感動があると思います。
現在では、下げぶり なるものはホームセンターなどで
販売しています。
一般的には、木材例えば家の柱に対して固定できるような
針が内臓されており あとは、打ちつけて 糸と柱の距離を
並行にすれば完成です。
普通5cmが多いはずです。
ぶら下げる頭部分と下部分が同じ5cmになれば柱は、鉛直
に建っていることになります。
例えば土間コンクリートを カーポートなどに併せて施工
する場合に一般的には、長方形となりますが、この時角
は、全て直角にならないと 格好が悪いです。
従って最初の規準線から垂直に型枠を組む必要があります。